経理が得意になる方法

最近経理部の新人さんとお酒を飲む機会があり、経理が得意になるためには何が必要ですかという話題になった。会計士が思う経理が特になる人の条件とは

大前提

誠実で、真面目で責任感のある人が大前提です。社会人ならそうだろという話はありますが、金銭を扱う部署なので特に誠実性等が求められます。お金や現物を前にするとムラムラ来ちゃう人は経理になっちゃダメです。ご自分も不幸になりますし、会社も不幸になってしまいます。

この話は、得意とか不向きとかそういう以前の話ですね。また、社会人の基本ですが、ミスや問題が生じたり、期日に終わらないと思ったら一人で抱え込まないで、上司等に報告、連絡、相談をしてくださいね。最終のギリギリになって実は・・・・とか、前から思ってたんですけど・・・、手が回らなくて・・・やってな・・・というのが一番マズいでです。

会社の資金を管理する部署ですので、最悪の場合は倒産しかねません。まあ、それは会社の置かれている状況(例えば、再生企業など)次第で、会社が傾くほどの問題は通常業務からは発生しないと思いますので、リラックスして、真面目に仕事に取り組み、わからないこと、気づいたことがあったら都度確認、相談しましょう。これが自分を守るための秘訣でもあります。

得意になる方法

さて、本題に入っていきましょう。経理が特になるには次の3つです。これができれば、あなたは経理マスターです。きっと、会社の経理業務を支えるキーパーソンになるでしょう。

  1. 会計数字を見るときや資料を作成する前には、出来上がりの数字を想像してみる
  2. 処理の趣旨を確認する
  3. 経理業務の意味を考えてみる

1, 会計数字を見るときや資料を作成する前には、出来上がりの数字を想像してみる

会計数字はどうなっているべきだろう。あなたが把握している情報(例えば、営業の好調、不調など)からはどのくらいの数字になっているべきだろう。前年などと比較して、上がる、下がる、それとも変っていないべき?

まずは、全体(総額)から見てみよう、OKであれば個別の科目などを見ていく流れだ。

その際には、科目の性質も合わせ考えよう。変動費であったら売上に応じて増減するし、固定費であれば会社の何らかのアクションが無ければ基本変わらない。

想定している数字から離れた数字が出てきたら、理由を確認してみることが必要だ。ここで難しいのは、数字が変わっていないケースだ。変わっていないからといって安心してはいけない、変わっていなければいけないケースがあるからだ。

理由がなく、数字が変わっていたら、おそらくそれはミスをしている可能性が高い。要確認だ。

数字を作っていると、個別の数字にばかり目がいって、総額の確認がおろそかになりがなので気をつけよう。お恥ずかしい話、私もやらかしたことがある。それも銀行とのバンクミーティングの資料でやっちゃった。。。。

のめり込んでシミュレーションしていると、気づかなかったんですよよこれが、個別を計算するとそれっぽいんだけど、それがトータルになると全く違うって経験。なんで見落としたんだろうとかなりへこん記憶があります。

言い訳をすると、徹夜で注意力が散漫になってたんだもん。。なんて、言い訳ですね。でも、疲れていると注意力も落ちるのでそれは認識しておいたほうがいいです。チェックは、クリーンな気持ちでできる時間に行うなど。

もちろん、上記のことは上司に説明する際も必要になってくる。できる男と思われるためにも、増減理由ははっきりと抑えておこう。

この予測、実際、差異の理由確認を積み重ねていくことによってあなたの経理センスはビシバシと磨かれて、更に情報は蓄積されていくことから分析の精度も上がっていく。そうすれば、アタナは経理を背負って立つ社員になっていることだろう。

2.処理の理由を確認する

会計処理の根拠としては4つある、法律で決まっているもの(業法。税法。内閣府令など)。会計基準、会計慣行(業種ごとのやり方や、長年やってきた。他社もやっているなどなど)、それに加え会社さん独自の作法がある。

処理が一体どの基準にしたがって処理されているか確認し、その処理の趣旨は何であるかを都度確認していけば、あなたは経理の生き字引である。

経理業務の意味を考えてみよう

なぜそのチェックを行っているのだろうか。昔自事故が起こったからその対応として導入されたフローも多いはずだ。実際の業務に当たってはその手続の趣旨を確認する、そうすればどのような観点からチェックすれば良いのか明らかになってくるはずだ。

また。更に進めば。他の統制でカバーされているからこの業務はいらないんじゃないかという発想も出てくる。

まとめ

ぜひぜひ、前年がこうしてたから今回も同じ処理をしました。そんな処理方法から脱却して、数字や処理の根拠・趣旨にに興味を持って、経理業う行って頂きたい。

私も日々精進していきたいと思っているので、ぜひ皆さんと一緒に成長していきたい。。。今後共よろしくお願いします。